上原堤の家 2017

南側には緑あふれるため池を、北側には富士山を望む好立地にたつ個人住宅です。一部は将来、店舗に改装できるようにつくりました。建物は8寸勾配のシンプルな切妻屋根とし、ため池側、富士山側のそれぞれに、眺めを室内に取り込む/切り取る/引き立てるように、ドーマー窓を設けています。屋根やドーマーの形がそれぞれの空間に特徴を与えています。外壁、屋根ともにガルバリウム鋼板段吹きとし、屋根の形が引き立つように白と黒のモノトーンで合わせました。2階にはため池側への景色をたのしむ「そらの間」、R階には富士山をのぞむ「屋上テラス」など、景色を楽しむ外部スペースも計画しています。

施工:有限会社 匠工務店